願が見つかる (第57号)
願が見つかる
近くのお婆さんが元旦の修正会を「お始まり」と云って大切にして参拝しに来ていました。聞法をして、人生の不変の願いが見つかった時、自分の人生が「はじまる」ということであります。そのお婆さんは「喜んで働く」という願いを見つけて、息子が若死にしたので、お店の仕事を嫁と共に「喜んで働く」ことを一貫して生きました。最後はアルツハイマーになってしまいましたが、嫁をはじめ家族全員から惜しまれて亡くなりました。誰しもが一番願っている生き方ではないでしょうか。私たちも早く不変の願いを見つけて人生を終えたいものです。
