真宗大谷派 五明山 「源信寺」(北千住) > 寺報「おろかなり」
寺報「おろかなり」
毎日の時間に追いまくられ、仕事で儲かるか、損するかという事だけに身をすりへらし、右往左往する生活に、はまり込でしまった、私たちは、いつの間にか、毎朝仏前に手を合わせて拝む生活をも忘れてしまっている。いつのまにか自分が一番偉い人になって、この世の中が自分中心に回っていると思い、気にいらない事、いやな事があると、何でも周りのせいにして、世をのろい、人を憎み殺人まで起こしてしまう。周りの人々と生きている喜びを分かち合えるなどという事も考えたこともない、そんな浅はかな私たちに阿弥陀如来の声として気づかせていただく言葉が、「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」とのお念仏です。