盂蘭盆会

 「仏説盂蘭盆経」というお経の教えに由来します。
この経は、釈尊のお弟子目連尊者の物語です。目連尊者は神通力の達人であって亡き母親を懐かしんで、神通力によって母親を観察すると、母親が餓鬼道の苦しみを受けていることがわかり、尊者は神通力を尽くして母親を救おうとしたが、尊者の力では救えなかった。そこで尊者は、釈尊に教えを請い、釈尊は「さまざまな供養の品をととのえて修行僧に供養するがよい」と教えられた。尊者はその教えのとおりに供養すると、その供養の功徳によって、母親は直ちに餓鬼の苦しみから逃れることが出来ました。
これがお盆の行事となったのです。
他宗においては先祖の追善供養として営まれていることが多いです。
しかし、真宗においては先祖はすでに往生していると説いているので、追善供養ではなく、亡き父母や先祖にたいする感謝の法要です。
お荘厳をきちんとして、家族や有縁の方と一緒にご本尊にお参りいたしましょう。

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おろかなり おろかなり

源信寺に咲く花


(2023 年 7 月 12 日)