第32号 あとがき(住職の一言)
やっと夏らしい暑さになり、冷房の効いた事務室から出るのを躊躇しております。今年は台風一過の七月二十八日に千住の花火大会が開催されました。雲ひとつない空に向かって花火が開くすがたは思いもよらない綺麗さでした。自分の人生を歴史の中で見ると一瞬の花火にしかないのではと、一瞬の花火でなく、いつでも阿弥陀様が青色青光・黄色黄光・赤色赤光・白色白光の光を与えて頂いているのに、今、いのちをいただいて生きているわが身は、煩悩を抱え、それさえも感じず日々の生活をしている。この光をいつ感じることができるのか、皆様も、今、いのちをいただいて生きていると感じていますでしょうか。
合掌
