真宗大谷派 五明山 「源信寺」（北千住）

苦しみに
　　　つぶれる人あり
　　苦しみに　　　
　 　 のりこえる人あり

　私だけが、なんでこんなに苦労をしなければならないのか。私は世界一悲しい者だなどと落ち込んでしまいがちな時があります。しかし、「苦しみは乗り越えるためにこそある」という言葉を告げた者もいます。人間を育てるのは、甘い、順風のような出来事ばかりではありません。逆風もまた人間を育てるものであります。繰り返しえない私の人生であればこそ、苦しみに出遇って愚痴と言い訳に終わるのではなく、苦しみを乗り越えて、深い喜びに生きたいものです。