歎異抄の言葉 (67号)
さるべき業縁の
もよおせば
いかなる
振る舞いもすべし
「自分を振り返り涙が出るのをこらえました。」
世の中では、法律やこの世の決まりを犯した人を悪人、守っている人を善人と分けています。
そして「善人」が「悪人」を裁いています。ですが、私たちがレッテルを張っている善人と悪人とはどこが違うのでしょうか?私たちの心の中には、どんな恐ろしいことでも思ってしまう欲や怒りや愚痴の心を抱えています。
実際に口に出してやってしまうか、身体に出してやってしまうか、それは縁しだいなのではないでしょうか。
自分も同じような環境に生まれ育ったら同じことを・・いや、もっと恐ろしいことをしてしまったのではないだろうか・・と考えさせられます。
