かぎりなき光をうけて (第55号)
かぎりなき
光をうけて
ここにあり
深い悲しみに出遇うと、思い沈んだ心となって弾まないです。大きな心配事があると、どんなに美しい花を見ても心は閉ざされます。そんな時に、一句の仏語にであうと、ぱっと光がさしこみ、そうであったかと知らされます。
世界がひらけます。光をうけると云うことは、仏語と出遇うことで、仏語に出遇うということは、仏心と出遇うことで、大悲の中にあることを知ることであります。
一句の仏語は、無限のひろがりをもって、私の心にとびこみ、私をつつんでくださいます。
