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焼香について

カテゴリー:コラム    更新日:2005 年 3 月 1 日

いよいよ読経の時間が近づいてきました。施主の方を中心に、お内仏の前に数珠を持って着座します。座る順番に決まりはありませんが、故人と縁の深い方から座るのが一般的です。住職が着座され、まず合掌礼拝されます。住職にあわせて、あなたも合掌礼拝しましょう。読経が始まりますと、お焼香の順番が回ってきます。焼香は、仏教の儀式には欠九個との出来ないものであり、お釈迦さまのご在世の当時から行なわれたといわれています。浄土真宗において最も大切なお経の「仏説無量寿経」には、「一切万物がみな、無量の雑宝や百千種の香をもって共に合成し、その香は普く十方世界に薫ぜん」と、薫香(かおり)をもって浄土のはたらきを教えています。つまり香を焚く(焼香)ということは、その薫香により、仏前を荘厳(おかざり)すると共に、浄らかな光明の世界(浄土)をおもいうかべる縁となります。それでは、焼香の作法についてお話します。まず、焼香の順番が回ってきましたら仏前に進み、ご本尊を仰ぎ見て、身を正し軽く頭を下げます。次に焼香をします。右手で香をつまんで、香炉の中に二回入れます。このとき、香を頂くことはしません。最後に、右手の指先で香盒(香を入れる仏具)の香の乱れを直してから、静かにお念仏(南無阿弥陀仏)を称え合掌礼拝します。終りましたら、もとの席に戻ります。最近では、香炉と香盒を焼香盆にのせ順番に回していく“回し焼香”が多いようです。この場合も、作法は同様です。焼香盆が回ってきましたら、今申し上げましたように焼香します。


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(2023 年 7 月 12 日)