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門徒の一言

カテゴリー:コラム    更新日:2015 年 4 月 1 日

「私とお寺の係わり」
 今日の日程表をご覧になって、私の苗字がそのまま読めた方はとても少ないと思うのですけれども、今ご紹介いただいた「くればやし」と読みます。
 この感話の依頼をいただいたのが10月の初旬頃、住職から「私にとってのお寺とは」というテーマで話してもらえればと、ご依頼いただいたんですけれども、あまり考えたことがないと言いますか、そんなに堅く考えてもなかなか出てこなくて、何日か前にちょっと文章でまとめてみたりもしたんですけど、やはりうまくいかないので、とりあえずこの場でちょっと考えながら思いついたことをお話しさせていただきたいと思います。
 わが家が、この源信寺に、お世話になりましたのが平成15年1月父が亡くなりましていろいろ考えたんですけど、お通夜・告別式をどこに依頼するか、やはり今まで通夜・告別式に行ったことはあるんですけど、自分たちがやる側になるということが初めてでしたので、どういう点を気を付けたらいいのか、まったく分からなかったんです。ご近所の葬儀社にお勤めしている方がいらして、いろいろ相談してみました。やっぱり、遠くの親戚より近くの他人で、本当にいろいろ親身になって、相談を受けていただきました。
 一番お寺で気になるのが、お布施だと思うのです。そして、どの様にお布施をお渡ししたらいいのか、料金がどれくらいなのか、一般的にあまり知られていないと思うのです。
 それでも無事に終わりました。また、一般的に四十九日までに納骨するものだというふうに言われていると思うのですが、どこにお願いしたらいいのか分かりませんでした。都内にお墓を持っていたわけではないので、お墓もやはり田舎と同じ宗派にこだわらなきゃいけないのか、葬儀社の人に相談してみたのですが、宗派にこだわって遠くの所に納めて全然行かなくなるよりは、近くで宗派が違っていても、こまめに行ってあげるほうが、良いのではないかということで、こちらのお寺をご紹介いただきました。
 その時に、初めて室内墓地というものを教えていただいたのです。テレビで何度か見たことがあって、私が、見たのは集合住宅みたいで、引き出しみたいになっていて、いつでもお参りができると言えばできるのですけど、何となく印象があまり良くなかったのです。やっぱり普通に墓石を置いた、お寺のほうがいいのかなと。実際に源信寺を親戚と家族で来て、お参りするところが1箇所なのだ、と。その当時、まだ向こう側の客殿は増設されてなく、こじんまりとしていて、確か門もなかったと思うのです。パッと見、本当に普通のちょっと大きめの、家みたいな感じで、入ってくる時も全然気楽に入ってこられる所で、ああ全然大丈夫だなあと、イメージしていたコンクリートの打ちっ放しみたいな暗い感じでもないし、実際に話してみて、住職さんや坊守さんと話して、ここはすごく気楽だし、ぶっちゃけて言いますと料金設定も明確で、毎年毎年いくら払わなきゃいけないのかなとか、現実的なことを考えなくてもいいというので、家族一致で、源信寺にお願いしましょうということになりました。
 早いもので平成15年から数えて今年で13回忌を迎えます。1年に数回行事があると思うのですけれども、そんなに堅く考えずに、全員で出席できることもありますし、最低でも1人は来るようにしています。その時もあまり気負わずに、堅く考えずにわりと楽しく、毎年、毎回来るようにしております。
 今日はちょっとあまり考えずに来たので、話がちょっとてんでんばらばらで、早口になってしまっているのですけれども、これで終わりにさせていただきたいと思います。門徒榑林砂織さんの感話 


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真宗大谷派 五明山 「源信寺」(北千住)
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源信寺に咲く花


(2023 年 7 月 12 日)