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門徒の一言

カテゴリー:コラム    更新日:2010 年 7 月 1 日

ようやく春らしい日和になりました。庭のボタンも今が盛りとして、咲いています。ちょっと早く咲いたのは、しおれていますけれども、皆さんがこれからの事を案じているように、まだまだつぼみも残っていますので、帰りにじっくり見ていってください。今日はお忙しいところ、永代法要に、多数の皆さんが、いらしていただきまして、ありがとうございます。
 源信寺としては初めての帰敬式を、12名様がめでたく授与されました。真宗門徒は、生前法名をいただいて、初めてお釈迦さまの仏弟子となります。帰敬式は毎年ありますので、一人でも多くの方が受けられますよう、お薦めいたします。そして、皆様と一緒に今まで以上に、「南無阿弥陀仏」の教えを勉強して、来春(らいはる)本山で行われます「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要」に参加いたしましょう。
 私がお寺に世話になって、約9年になります。家内が亡くなって、お寺やお墓をどうしようかと心配しましたが、お通夜にお出でくださった和尚さんに相談したところ、それなら源信寺さんではいかがでしょうと薦められ、パンフレットをいただいて帰りました。後日お寺を訪問しましたが、一回では、たどり着きませんでした。そのころは、まだ今のような山門がございませんでしたので、通り過ぎたようでした。
 その後、お寺参りをしているうち、門徒の皆さんで開いている勉強会に参加し、お経(正信偈)を習い始めました。そのかいあって、何とかお経を読めるようになったのですけれど、その教えの内容はなかなか身に付きません。これが俗にいう馬耳東風、馬の耳に念仏と申すものでしょうか。
ある日、住職さんより、私が、なにか毎日仕事をしていますか、と聞かれたので、特別何もしていませんと返答したところ、それならお寺のほうを少し手伝ってはもらえまいかと言われて、何も考えずに簡単に「はい。いいですよ」と言ったのが運の尽きで、それから練馬の教務所より「門徒会員の証」を渡され、3年間役員を務める事になり、それから早6年が過ぎ、今7年目に入っています。その後は、長谷川さんと2人でいろいろな、門徒会や会議に出席させていただいております。
 お寺の行事としては、本山で行われている報恩講に、毎年のように参加し、清掃奉仕では御影堂の屋根の大瓦(おおがわら)を洗ったり、御影堂門に上りお堂をふき掃除したり、京都の有名な寺々を拝観し、季節柄、きれいに色付いた紅葉狩りを散策。また親鸞聖人ゆかりの土地とお寺を巡り、聖人が荼毘(だび)にふされたところは、何もない山中で、とても寂しく思えて帰ってきました。京都の有名な料亭で、おいしい食べ物をごちそうになる事が一番の喜びです。去年は御影堂修復完了に伴い、御真影(ごしんねい)の還座(げんざ)式を見学のため本山に上山し、厳粛で荘厳な儀式を、われわれとしては、二度と見られない体験をしてまいりました。最後に、来年は「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要」で、源信寺としては20名さまが参加できます。いろいろ準備もあるかと思いますので、希望者がございましたら早めにお申し込み下さい。よろしくお願いいたします。これで終わらせて頂きます
渡辺 邦夫氏


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真宗大谷派 五明山 「源信寺」(北千住)
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源信寺に咲く花


(2023 年 7 月 12 日)